表参道の喧騒から一歩入った路地の奥
5層のスキップフロアーからなる一軒家。
ジュエリーブランド AURORA GRAN
その2階がギャラリーです。
アトリエとして使われてきた空間には
今日もその気配が心地よく流れています。
天窓の光優しく、大きな柿の木の見える部屋。
ここは私たちが日々の旅で出会った
ヒト、モノ、コトが交差する場です。
谷口 歩 Ayumu Taniguchi - Day by day - 2025 1/25 sat - 2/16 Sun
wireworks - bulb 11 -material wire
variable size.参考60.5×18.0×7.0cm(立体)
2024
wireworks - little ones - material wire
18.0×5.0×5.0cm(立体)
2014
wireworks
material wire
variable size.参考30.5×14.0×11.0cm(立体)
2015
statement
展示によせて
「-Day by day-」とは
ありふれた表現だけれど
私の制作にぴったりな言葉だと思う
一見、昨日とどこが変わったのか
気がつかない様な速度
植物が静かに根や茎を
伸ばしてしていくみたいな
私の身体が昨日とは少しだけちがう
組成をしているみたいな
今回の発表ではAURORA GRANの
ユニークで活発な空間を感じながら
文字通り、一日一日少しずつ変化していく
アトリエのような展開を模索しています
最初の日と最後の日では
きっと少しどこか 変わっているはず
谷口 歩
紡ぎだされる空間
透きとおり、ふわふわと軽く、精妙
植物の器官を思わせる有機的な形のそれらは
手のひらでコロコロと転がり、
細胞のように溶け合い浮遊してきます
それは毎日、いつも、とめどなく生まれ続けます
そして、光によって二次元の影を描きます
季節や時間によって移り変わる窓からの光。
その中で、谷口歩の紡ぎ出してゆく
空間が増殖していきます。
それは移ろう光に呼応する一瞬の世界。
作家に初めて会ったとき、
ポケットから取り出して見せてくれたのは
小さなビニール袋。
そこにはダルマ印の紺色の糸と、
それを延々と結び、
束にまとめたものが入っていました。
いつも持ち歩き結び続けているという。
身体の一部が細胞分裂のように
紡ぎ出されているように感じたのでした。
AURORA GRAN GALLERY 川口育代
profile
個展
グループ展
オーロラグランの素
2024/03/10 トークショウ
オーロラグランのオーナー
川口育代のディレクションにより
企画運営しています
年末年始は12/28 より1/3までお休みをいただきます
1/4より皆様のお越しをお待ち申し上げております