表参道の喧騒から一歩入った路地の奥
5層のスキップフロアーからなる一軒家。
ジュエリーブランド AURORA GRAN
その2階がギャラリーです。
アトリエとして使われてきた空間には
今日もその気配が心地よく流れています。
天窓の光優しく、大きな柿の木の見える部屋。
ここは私たちが日々の旅で出会った
ヒト、モノ、コトが交差する場です。
吉澤美香 YOSHIZAWA Mika - skin deep - 10/19 sat - 11/10 sun
れー95watercolor on paper
100×148mm
2024
ヴェネツィア・ビエンナーレと並ぶ
国際的な現代美術展ドイツ カッセルのドクメンタ。
1987年のDocumenta 8 に
数少ない日本人作家として参加した
当時28歳の吉澤美香。
さらに90年代現代美術をリードしていた
佐賀町エキジビットスペースでの個展、
東京都現代美術館で作品収蔵、
千葉市美術館でのコレクション特集展示など。
吉澤美香は日本の現代美術の流れを語る上で
欠かせないアーティストである。
当ギャラリーディレクター川口育代や
同年代のアーティストたちと
アトリエくるくるを共有していた80年代から
変わらぬ若々しさで活動を続けている。
彼女がAURORA GRAN Galleryに来て、
3年ぶりに新作展をやろうかな、と言ってくれた。
今、iPadで絵を描いているという。
やがてたくさんのPOPな色使いの絵を見せられた。
大きくプリントして、それらを背景に絵を描くという。
永遠の天才少女が描く「皮膚の下」
これは事件だ。
AURORA GRAN GALLERY 川口真央
れー99 watercolor on paper
210×297mm
2024
れー100
watercolor on paper
141×209mm
2024
statement
「beauty is only skin deep」という言い回しがある。
見た目の美しさは皮膚の厚さでしかない、
つまりとても薄っぺらいものだ、といった意味である。
昨今の承認欲求や美容整形にまつわる
あれこれを見聞きするにつれ、
この言葉が脳裏に浮かぶ。
(脳裏とはどこにあるの)
人種や国籍のことも考える。
皮膚の内と外。
あちら側とこちら側。
目に見える差と見えない和。
薄っぺらな皮膚1枚の茫洋とした海に漕ぎ出してみる。
吉澤 美香
BIOGRAPHY
1959 東京都生まれ
1982 多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1984 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
2006 多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻助教授
2010 同教授
主な個展
主な受賞歴
主な収蔵先
オーロラグランの素
2024/03/10 トークショウ
オーロラグランのオーナー
川口育代のディレクションにより
企画運営しています。
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